地上より/
ソラノツバキ
まもなく
小鳥は飛び立ち
僕はベンチに座っている
いつもの朝がやってくると
孤光が空に映し出されいる
それを辿った夕暮れに
惑星が避けるように背を向き合い
世界は瞼の重さに1敗を重ねる
それから
朝まで公園の夜空に恥じらう星が瞬いて
やがてどこかに隠れていった
すると太陽の輪郭は眩しく
体だけが僕に休みを求める
何度目かのこうした夜明けに
日の雨に打たれて僕は致命傷を負った
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