life/noise/impatience/熊野とろろ
周期的ヴァイブレーション
この路地から未知を痙攣させていく
浮遊する宇宙、らしきもの
を尻目にまた歩き出す
歩みは止まなかった
カワノナガレノヨウニ
ニワトリノナクヨウニ
ウキヨガツヅクヨウニ
“焦っていても仕方がない”
水面もあぶくのように
あとにもさきにも
飛び上がるにも潜るにも
何の手がかりもなかった
身勝手なトリップはまずい
それこそ逃げ場がない!
少なくともぼくという人間には
バグが組み込まれているようだ
“日常、よく視てごらんよ現在地”
[次のページ]
戻る 編 削 Point(1)