傘/番田
何もないようなここが 心地悪いのだろう
進む 雨にささずに
君の 晴れの日はどこへいってしまった
憂鬱な思いに失敗する
僕の思いだ
楽しさを そこへと
追いながら減り
くしゃみさせられながら ここへ
ゴミくずを僕に 捨てた
降ってしまう 一個の塊に戻って
かみきったー
雨は降り その手へ出したかった
僕に あの成功を伝えられたいと
自分もいないまま
捨てて 文を書き散らされ
自分にも 自分にもならずに
人生は 他人のしたいことだと
詩を帳消しに死んでいった
ここに 飛んでいってしまっているのだろうか
僕はじっと考える
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