中二の秋/吉岡ペペロ
 
よく精神年齢をきかれたりすると

そんなシチュエーションなんて

スナックくらいにしかないのだが

中二の秋かなあ、なんて答えている

それは女の子に受けたりする

でも、四十にもなる男が

ほんとうに中二の秋だったんだ

いろんなことを知った

人生やこころのカラクリを知った

ロボットを操縦する少年のようだった

いくら逡巡があろうと

もうどうしようもなく

大人の流儀を身につけていた
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