散歩/番田
目に取り込んでいった
詰め込まれたものたちを入っているのだ どこからともなく
感じさせられた 洗いざらいを
奪い去っていくように
カメラも鞄の中に用意してあるし
バケツも手にさせられていた
何の 壊された断片を解きほぐしたいとそれらを
眠り続けるように
進んでいくみたいで 理解だけが言葉もなく
河原に立っていると 夕暮れで 何かを生きるものに そこに憧れて
釣り上げたいと 海に流され それは ただ流されていく
誰かがいたとしても 誰かに過ぎぬだけのようにも思える
僕の中に それを続けていくように
僕は悲しみを思った
様々な色彩を 赤、青、黄色を見た
手にするようにひとつひとつを
拾い集めるようにウミネコがやってきて
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