星の夜/ソラノツバキ
 
都会の向こうで
星がスモッグに身を隠している
広がっていく
存在が箱の中に限られたまま

 「ここにある気持ちは
  単にあなたに平行するためで
  微熱の色は
  そこへこぼれ落ちるまでの過程

  そうして
  私が消えていく夜明けさえ」
  日を探している あなたが愛しい
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