歩く/番田
死んだ僕を
続けるように
信じて眠り
明日を向いている
死なないことを
ぼんやりと信じて
人間ではないことを僕だから
人間ではないことをなりながら
歩く 歩くことが大切だ
問いかけながら
僕は そうではなかったときの
誰もいないままの 迷い子のように
知るだろう
歩く いつだって
消えてしまいたいときも歩き続けさせられた
音楽を聴いていた僕は
車に乗りながら知るみたいに
懐かしい頃が
自分に 僕は探しながら誰もいないままに
僕ではないことを出て行く
僕は自分を出て行きたい
棺桶から 蓋を取って 知り
戻る 編 削 Point(0)