孤独/山崎 風雅
 
てきた。そして、幸せについても時の人々の関心にならないことはなかっただろうと思う。
 精神活動は幸せを望む人間の本能かもしれない。
 
 何をもって、幸せとするかも、人それぞれ、地域文化、男女、世代、時代によって、多種多様にあるだろう。
 
 個人的、民族的な精神経験からこうありたい、こうはありたくないと強い意思を持ち続ける人、民族もあるだろう。
 
 現代、多種多様な文化、思想、精神的経験を我々は享受出来る。
 
 その関わり方はそれこそ、万人いれば、万人によって、様様なはずだ。
 そこで、幸せに対する捕らえ方が、以前までの限られた刺激の中で暮らしてきた先人と比べて、明確に違
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