孤独/山崎 風雅
離れた不幸せを背負って生きていると言う状況に陥ってしまう。
手軽に簡単に享受出来る多様な文化は、その代償に精神活動を活発にするために不可欠な精神的安心感を犠牲にしてしまい、より良く生きると言う人間に備わった基本的精神活動に向かう活力を削いでいる。
幸せになりたいと切望しながら、テレビや雑誌、本、インターネット等で模索、あるいは、娯楽、仕事、金、放蕩等で紛らわせば、紛らわせるするほど、幸せと遠ざかり、飢え感を埋めるためにする行動はさらに飢え感を助長させる。
哀れ。
戻る 編 削 Point(2)