ローラーボード飛行/
番田
自分がひとつではなく歩き続けた
体にそのことを駆けぬけるよう
君がはじめればいい
目的を自分に戻していた
身を ローラーボードに託して
塔のてっぺんから飛行する
窓の表面から流れていくと
無数のスライドを見つめていた
その景色を思いにできなかった
僕に開けばいい
人を言葉で殴った
ひたすら闇に描くように
部屋にたどり着いて見つめると
自分の死の中に座る僕は
街の全体を自分に見つめた
砕いてしまえばいい骨の風に
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