眠ろう/番田 
 

自分に現れたような目覚めを巡らせられながら
手を振られた街に進み続ける
風となった未来を拒否するように
他者へと宇宙の空間の中身に思いを巡らして

ひとつに眠ろうとした
走られることを体の内に思い出されるように
騎手のようにされた孤独に
そのはじまりなど悲しまないことにすべきなのだと

ここに放たれていた闇の空は
近くへ盛り上がって粗悪になってしまうみたいに思えた
そして成功に走り続けられていく
誰かの怒りにすら終わりを放っていくように

過去の敗北に自分を考えている
未来は早く全てを戻っていくけれど
体にこのことを言われると
整ったひとつに君を信じ続けられるのだ
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