偏熱 −GREEN LIGHT− /ねことら
の奥は静かにブルーに染まっていく
破綻した理性に基づく殺意を、
(しずかに夢想しろ
僕は(僕らは)君は(僕は)
唯一つあてがわれたこのちっぽけな暗室の中で
ゆだねられた選択肢
不確定な可能性を
すべて根絶やしにしてしまいたいだけだ、
(半拍子ずれた雑踏の中で立ち止まる
(モノクロのポスターがケロイドをひからせ燃えていく
清く正しい狂気の水に浸ってしまいたいだけだ
降り続くものたちへ
カーテンの向こう側で
雨、その一粒一粒が
地面へ降り注ぐ角度のただしさを
喪失しつづけるために
夜が明けると、やがて雨は
側溝を抜け、しずかなうねりとともに
河口へと流れていく
しかし、
もうすでに
海は、燃やされてしまっているのだ
朝が近い、
(nobody remains,
(but go straight,
(a.s.a.p.
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