下弦の月/mayuki
 
 おもわず空を仰ぎ見た。
 
 あたしを覗いてたのは、おもいきり金色をした半分のまる。
 
 機械の動く音とともに、やさしいこえ
 
 ふりむけばおおきな闇がぽっかりと僕を待つ。
 
 紫のつめは僕の猜疑心を掻き立てて
 
 くるしいコトバばかりが君を包んで離さない。
 
 
 一緒に行くんでしょ?
 
 
 
 今日を後悔したところで、明日はやってくるし。
 ただ、僕だけを置き去りに、
戻る   Point(3)