下弦の月/
mayuki
おもわず空を仰ぎ見た。
あたしを覗いてたのは、おもいきり金色をした半分のまる。
機械の動く音とともに、やさしいこえ
ふりむけばおおきな闇がぽっかりと僕を待つ。
紫のつめは僕の猜疑心を掻き立てて
くるしいコトバばかりが君を包んで離さない。
一緒に行くんでしょ?
今日を後悔したところで、明日はやってくるし。
ただ、僕だけを置き去りに、
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