夜勤明けのガードマンへ/
馬野ミキ
、ない君は、
月明かりに、
何とかの概念を無視して、照らされて いる。
●いま
そうさおまえ最後に一つ、花火が あがった ろう
赤色灯をナップサックに詰める瞬間に、君
見上げたろう
家族連れや、
浴衣を着たギャーギャーうるさい中学生たちや、
イマドキ竹槍の地元の暴走族や
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