神は檸檬の匂いがする(完全なるフィクション)/ゆりあ
 
空は灰色あたしの心は黒と青の混ざった澄んだ群青色

キリストは人類の罪を背負って十字架に張り付けられた

兄は私の服を乱暴に脱がし水色の下着一枚だけ残して「ほら、神にお前の体を捧げろ。毎日祈るんだよ。」と言って私の顔を見つめた
それで古くて重そうなカメラを持ってきて私の体を撮る
私の上半身は完璧だ
兄の後ろに全身鏡が有りちらっと自らの造形物が見えた
色と艶、形…胸の大きさはは左右で違っていたし決してサイズも大きくはない
でもそれが美しいと思う
自分でもうっとりするくらいに私の体は美しかった

肌は透ける様に白く張りがあり、胸は柔らかくしかも弾力がありそうだ
つんと尖った乳
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