ゆめの行列(九)/信天翁
 
かぜをかじり ひかりをなめ
  くもをすすり かげをのみほし
ふやけたアベニューをふらつく
regretのなみだをためて

せみしぐれがおいかけてくる
「いまをいきるんだ おいらのように」と
なのに みちぞいのおがわはヘドロでよどみ
なかすのあしもいろつやをなくしたままだ

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