情歌(ジョーカ)/……とある蛙
 
のそばで寝ていられるのだろうか?
あと何年君のそばで食事をしていられるのだろうか?


僕はそれを思うと唖然としてしまうのだ。
君と一緒にどれだけの時間が与えられているのかを思うと。

僕はそれを思うと呆然としてしまうのだ。
与えられている時間が意外と短いことに気づいてしまって。


ふと一人になったとき
ふと気づいてしまったことに驚いて
涙があふれ出てしまうのだ。
あふれ出た涙が止まらなくなってしまうのだ。
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