読めない人へのラブコール/木葉 揺
あったからでした。
もちろん、文才も芸術の才もない私ですが、読んだときに怖かったです。
その怖さは「なんかわかる・・・(部分的には)同じ」なんか自分の運命も見えたような気がしました。でもそのときはまだ、発病しておらず、精神的にも強かった。
いいんだか悪いんだか、自分に「何にもわからなかった!」と暗示をかけ、一生懸命「なぜそうなるのか理解できませんでした。」という感想文を書きました。それ以来、怖くて太宰を読んでいません。大学生のころ「知ってるつもり系」の番組で、太宰をやっていたとき、チラッとだけみたのですが、また太宰の一言がドンピシャ。それはある意味、感動でもあるんですが、動かされすぎなんです
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