空と鳥と/doon
空を
鳥が飛んでゆくことができるのだと
もう一度知ったとき
帰ってきた言葉は
僕の知らないもう一つの自由だった
町へ向かってもう一度歩きだす僕
きっと僕は
また自由という言葉を忘れる
それでいい
僕にはそれだけでいい
きっとまた思い出せることだろう
空がある
鳥がいる
何かの音に耳が応えるとき
きっとまた、空を見る
何度もみる
ゆっくりと解けてゆくように
思い出せたらいいな
そのときは青空がいい
ずっと遠くまで見えるような
全て吸い込むような
空と飛んでる鳥と
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