波/
番田
海洋生物たちが海
私は防波堤から 波の
砕けるひとつを見つめている
見られたのは誰なのか
私の海の ミミズは誰
私はいなくなったバケツの私
しかし私の故郷から捨てさせられた
見えたバケツのその私は堤防
誘われたように私のミミズは
何もはいっていない あったバケツの
バケツは中でカタカタと
ミミズの針の 手のひらか
私のゆれている沖に出る
握るサオに 私の魚に 夕暮れ
私は集められた様々に
電車から近い 私は魚
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