何もないことの咬み痕/
こもん
何もないことの
咬み痕、きみ
はそれを頼りに
我に
返って、わたしには
ふたつの咬み痕が残った
解読する、
きみの名前を、数え
切れない
ものは
数えない、きみに口づける、断絶
するだけために、数を数える
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