優柔不断/志賀羽音
 
ふらふら揺れていた 掴まるところが無くなったのだろうか まるで風見鶏のようにとみこうみ





くるくる回っていた 目が回らないのだろうか まるでスケートのように四回転ジャンプ





そのうち頭がくらくらしてきて カラメルに絡めとられた
苦いだけのカラメルにえずいて目頭に涙を溜めながら自分をみた しかし自分では自分をみれなくてぐるぐるきょろきょろと首を回した
そんなに回らなかった

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