本/
番田
私はいつも考え続けている
寂しがりやでいたい私は
そこに私の指揮者で
怒りは頭の中にあった
流れていない音楽が流れる
どこにあるのだろう 本を指で 私ではなく
めくっていたい そして 手で空に
沿うような言葉で私の本は
家がないままでいる
晴れた日は 雨の中だ
めくらされたように思いながら
ダンスをジャズボーカリストの
踊らされた過去のオーケストラに
歴史を見るように人から
私の弦が流れていくこと
森の中で 君に会えないものかと
戻る
編
削
Point
(1)