よ、だ、れ/killkirin
 
れからすりおろしてもらう予定だ

全く知らない人の部屋に鍵を掛けて
私はさようなら、と呟いた

そうして
君の部屋を尋ねに行く道中
蝸牛を踏んだよ
軽やかな音と共に
世界は終わった

そのモザイクに視線を向けたら
目が合った
ばっちり
目が合った

遅刻した理由はそれだ

虚空の君
聞いている?

君が茹で終わった時計を食べ始めたころ
世界は終わった

終わったのに

なぜ連載は続くのだろう





勝手口から燃やして捨てた

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