よ、だ、れ/
killkirin
れからすりおろしてもらう予定だ
全く知らない人の部屋に鍵を掛けて
私はさようなら、と呟いた
そうして
君の部屋を尋ねに行く道中
蝸牛を踏んだよ
軽やかな音と共に
世界は終わった
そのモザイクに視線を向けたら
目が合った
ばっちり
目が合った
遅刻した理由はそれだ
虚空の君
聞いている?
君が茹で終わった時計を食べ始めたころ
世界は終わった
終わったのに
なぜ連載は続くのだろう
勝手口から燃やして捨てた
戻る
編
削
Point
(2)