白昼にきみが見ない夢/
アオゾラ誤爆
成年したてのきみは、
やっぱり煙草をすわなかった、
そのおおきなての、
骨のめだつ指のフォルムに、
白煙
似合うとおもうんだけれどな、
で
と、
よくみえない顔
言うと、
だれの、だったか
きみは顔をしかめる、
もっと近づいて
ビールをすこし口に含んで、
きみは苦いとわらった、
コーヒーをすする、
白昼の四畳半
この距離感で、
なにもみえないくらいのまぶしさ
また落ちてもいい、
あ、だめ
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