日曜の夜/番田
いくつも寝静まっている
屋上になったいくつもの水色に
やがて黒になって 緑になって
そうやって頭に夜に沈んでいくのだろう
夜のどの辺だ
そして神保町は
僕を夢中にさせた表参道と
小山田圭吾のアバンギャルドなファッション
カヒミカリィはお金によるコラボレーションにある
だけど雑誌にはならない
探して見ては
似たように 似たようなものを大胆に
ユニクロで見えたものは糸で
秋葉原にほつれていつも使える物ではなかった
嘘の闇の中を家へと歩いた
あてもなく歩いていれば駅にぶつかるのが東京で
昔受けたことのある会社たち
沈みゆく街のある焦げ茶色は
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