オーバーヘッド-ステアリングの最低全力逃走【純色青色Escape-?】/
北街かな
なので、私は逃げました
私は《それ》はもちろんのこと
《あれ》や《これ》に至っても拒絶しました
思わず声をあげ挙動を乱して惑いました
私には、本当に意志があったようです
ためしに囲んで脅迫してみよ
そんなことをすれば、屈するのは時間の問題です
私が逃走する、私の声から逃走する
逃げるほどの《それ》が何か は 申し訳ありませんが
秘密にするほどのあれ でもない
未熟な夢の呪いです。
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