「陽は青白かった」/Leaf
 
にもいつかの安らぎは巡ってくるだろう



嘗ての青さに任せて
どんなに腐っても
どんなに外道じみても
揺さぶられるだけの感情は
まだ持ち合わせているようだ


今は偏狭だからとて
マイナーコードに展開す
一筋の青白い射光は
ある範疇の旋律とリズムで
またいづれ僕を射す

そしてさっきまでの
旋律とリズムは
暮れた湖畔に
溶け沈んだ



徒労に終わるだけなら御破算だな、
居辛くなって思わず吐いた裏腹な捨て台詞
それを知ってか知らぬか

晴れがましい軽快な跳躍で
越えてった
陽は青白かった


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