夜/
番田
自分を解放しようとする
きりがないから眠ろう僕は
そうすることが一番だろう
僕をそんなことに考える
起きている幼い頃から
その声がしている
海辺に人が立つ
人々の街に
自分を考えているがどうでもよくなるのだろう
考えないことが自分を
理解することなのだが自分が
自意識をたえず進んでいくから
捨てようと僕は
ベッドの中で考えている
外に夜の深淵がたちこめた
心の深さから知恵を
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