厚木のこと/番田
厚木を処理の悪い橋の大渋滞に感じる
日本の道に車を神奈川の路面は
バスの雨に切り取られた
海に命をどうかしていると思い出す
絶望の光を未来に
事務所で怒られた黒い人生が
苦しく無意味なようなリフォーム販売に
切れ端として見越されるように
切り取ったようなデザイン会社を
しがなくそんな建物へと頑張っている春や
思う風景を横目にした夏の仕事を
自転車の名前は時代を家賃へ通い走っていく
ぼくの運賃が今の会社に充満する
そうかもしれないと川に正月を思いながら
パソコンでわたりながら切りつめて懐にしていた
桜は苦悩を知らない厚木に留まることへ咲いていた
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