サヨナラの記憶。/
狠志
夕暮れ、無邪気に手を振る。
それが、最後を教えてくれた。
そんな記憶。
僕は、誰ともサヨナラなんてしたくなかった。
みんな好きだよ。
だいすきだよ。
サヨナラの記憶、遠退いて。
君にサヨナラ。
僕にサヨナラ。
あと、何回待ってるでしょう。
夕暮れ、無邪気に手を振る君に。
記憶が、心をノックする。
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