愛鍵/
みっきゅん
長めのタバコに
黒ずんだジッポー
傷だらけの革財布
着信のないケータイ
愛想の化粧を施し
常識の服を着て
社会の砂漠を渡る
それが私
記憶の中の地図を広げて
迷いの嵐に巻き込まれながらも
いずれはきっと
あなたという家に帰り着く
だから私に
確かな鍵をください
『おかえり』の声と
『待ってた』の笑顔を
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