社会の中で/
あきな
に生きるなんてくだらないと思っていた、
毎日の平穏な生活、それを夢見ていたのに何かが違う、違和感。
規則正しい生活を乱してみたところで、その違和感からは抜け出せない。
「これが済んだらいつ死んでもいい」
「俺は32歳で死ぬんだ」
そんな友人の台詞に共感し、生きていることを実感する。
当たり前のように過ごしている日々が、どれ程気味の悪いものなのかを、
くだらないと思う気持ちを押し殺して、どれだけ笑顔を振り撒いているのかを。
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