りえちゃん 「下敷きで光を」より/馬野ミキ
たら
りえちゃんが大声で泣き出して
眠たそうなお母さんや、
親戚のおばさんが「なんだいなぁ理恵」と言って起きだしたきて
「みきちゃんはまだ子供だけ大丈夫だがぁ」と理恵ちゃんのお母さんが言った
最初はおっぱいをさわろうとしたんじゃないくて
いっしょに寝たかっただけなのに
いっしょにねていたらおっぱいがさわりたくなるだけなのに。
りえちゃんは ぼくにいじめられたみたいに泣いていて
りえちゃんは中学生にはいったのにまだ泣き虫でよわいとおもう。
ぼくはお母さんといっしょに、あみあみの部屋にかえって
夕方までねた
りえちゃんは次の日から自分の部屋に鍵をかけた。
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