彼女と僕と真実/HTNYSHR
 
えてしまわない薄荷の飴
のようなこころのあり方をお望みならば右の道をお行きなさい
辻に建てられた祠には地蔵が祀られているのだと
その石に託されたのは
いつまでも風化しない面影
真実は
どこにあっても変わらないモノなのだと
声高に
叫べば・・・、

埋もれた塔の足下に刻まれた
信じた証も
眠りの中で悲しい声を聴いた記憶も

僕は忘れていた


ということか

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