この世界には僕がいるから/こめ
賢い鷹は爪を隠すけど
賢くない鷹は常に爪を立て
気高く泣き叫ぶ
月に吸収去れるまで
僕はいつも前を向き歩き続ける
近所の犬に最近雑音が煩く
眠れやしないと吠えられたけど
ノイズは歪み響くから
どうすることも出来ないらしい
触れたら割れそうな
風船に手を伸ばし
パンっと弾けてまた罪を重ねる
小石を蹴り飛ばすし
家までの帰路を歩く
ブランドの服を身に付けて生きる人には
分かるはずがない憎悪の塊
見下す人は見上げる僕に
孤独は嫌な現実を付き出す
普通なら等に終わりが見えてくるはずなのに
僕の道だけ終わりが全く見えてこない
明日は僕を拒絶し消える
涙はいつも身に付け生きる
そんな感じで観覧車から
見える世界の雑念を見ては
樮笑むのは誰でもない自分だった
この世界の見つめる未来に
光は見えるのか
まあ見えるはずがないだろう
だってこの世界には僕がいるから
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