ペシミスト/
蝶澤
「♪・・・」
「何の歌?」
「秘密」
それが呪文であったかのように、貴方が現れたことがあったわ
「雫のリズムに合わせているみたい」
オルゴールのようにカタカタと哀しい
「これからもっと降る」
「濡れてしまうよ」
もうすでに
それは当たり前のように青い
「雨はしとしと降りますか」
何処へ行くの
「♪」
「・・♪・」
何が哀しいか涙
「明日も一緒に行きませんか」
あふれている
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