SRS8  醤油/たもつさん/露崎
 
すばらしい。そういった一見なんでもないような
でもへんてこりんだったり、魅力的なモチーフをみつけることは、作品をつくる上
でとても大切なのだとおもう。

 また、コメント欄に「醤油以外の調味料だと感じないかも。醤油だからこそ。」
と記されていますがたしかに!とうなづいてしまった。醤油のたたずまいというも
のがあって、あの塩辛い、けど舐めまわしたくなるような濃い黒の液体。「醤油の
海」なんて表現からも日ごろから醤油を偏執的に観察しないとでてこないものを感
じて、たもつ氏の食卓を想像してしまう。きっと好きなんだ、醤油が。

 他にも「佐藤君」などにみられるリアリティはすごいなと感じた。顔は知ってい
るし、話したこともある、深くはしらないけれど、でもどことなく苦手。そんな相
手を意識してしまう感じ。じぶんにも覚えがあって興味深い。トイレとかで偶然会
ったりすると「おう」とか挨拶して、すぐ出ていくような。そんな空気感が封じ込
められていてよかった。
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