路 頭/北星三天
 






炎さえ

噴き出す不安定

焦がす空に

染め自らの質量を

封じ込め



人を演じ

理解を超えたものへ

答えを問い続ける



希望と欲望の

ふたつのレールに

動輪は迷いながら


生きている火の粉を

撒き散らす



震える言葉に愛されたい

奥深く震えるものが

目を開きたがり

探し



それを待つ自身の欠片


予想のつく嫌悪感と

予想外の期待感を手繰り寄せ



この意思は

理解を超えた意識へ

問い続ける



この意思は

望むことを

問い続けている





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