「不均衡ダイスセヴンヲ振レ」/Leaf
 
転がす、均衡を願って日々
揺るがす、装置に不知火蔓延って絵に沸く思想なんてないとはなんて感性の乏しきお人だと突き付けたら返された免罪符

1の燃え盛る野心の目が表になるには6つの覚束ない幼き目が犠牲に相成りまして、と
スパンコールの街角で待ち侘びる娼婦に然もありなんと説き伏せる滑稽さ

対峙する脆性を訝しがってばかり
エア免震で我が体の蘇生試みるも悴んだ手から放った先には2の目が出ていた
それは5つの目が雨晒しの砂利に接地した梁のお陰だと言いながら浮いていた昨日

では均衡を、ともう一度振ったらそこは
観光バスガイドがバスの運転手を選べないほどの狭義に至る搭乗口の3ステップ
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