てにをはミュージアム/キリギリ
る創作において
「良いもの」の矢印が一点どこかに向かっているわけではなく時流、世論、
雰囲気、空気、金銭的余裕などによって幾らでもぶれることは確かであり
今の詩を今の人間に見せたところで相づち1つ返ってこないのはまた事実
ではあるが気を落とさなくとも良い。沖縄がどこかに返還される頃には
貴方も誰かの腕の中、愛されているかもしれない。気を落とすことはない。
詩は言語表記の最先端であり貴方の殺風景を飾る遠慮がちなインテリア
ではない。そして淘汰の起こらないところに進化はない。被害妄想を紡ぐだけで
引き換えにザラメの毛布をもらえた時代は昭和で終わった糸ミミズとちくわぶで
一杯エンドリの
[次のページ]
戻る 編 削 Point(2)