移動する理由/span
 
他人の存在を感じない場所に 連れて行ってくれ
僕はそこで詩を書くから
そういう日もあるだろ

憂鬱と青春 青春と憂鬱
街という現象 さらに社会という現象らしいよ

他人の存在を感じない場所はどこだ
何も無い この部屋にも  僕の歴史にも

風の音が聞こえる
扇風機が部屋の空気を掻き混ぜる音
から
バスタブに響く水の音  ナイアガラの滝の轟音へ

この部屋にも 僕の中にも なにか流れているものはあるか?
果たして僕は旅に出れるのか
僕はなにかから移動していたい常に
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