ギャル男の生きる戦国時代/モリマサ公
加害者であろうという意識の中だ
被害者の遺族が泣いています
被害者の遺族が恨んでいます
加害者の遺族は
自分の家族の名前をインターネットで検索します
加害者の家族は笑いません
加害者に家族はいません
孤独
という意味で
太陽もひとも等価
何回転かするだけ
死ぬまでに
その量に圧倒されたり
がっかりしたりする
土曜
魚民で
「俺戦国時代に生まれたかったなー」といっている傾いた若者がいて
ギャル男だけど許した
戦国時代に生まれたかったギャル男は今後全員許す
首をいくつも上げて何万石ももらう時代ではないが
あきらめないでほしい
なにかを
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