覚醒の産声/
こめ
することができなかった
膨らました風船は
空高く上がり
いつしかみえなくなった
その風船は一体どこまで
飛んだのだろうか
そこから見た地球は青かったのだろうか
そして風船はどこまでいき
どこの惑星に辿り着いたのだろうか
もしかしたらもう宇宙人に
出会っているのかもしれない
そのことをわかるのは
無口な風船だけだった
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