namiを見ています/ナガシー
 
波の音を聞いていた

押し寄せては返す規則的な音

僕の体の中に流れる血液みたいに

止め処なく動いている

この海の向こうはどうなっているのだろう?

子供の頃考えていた

日付変更線を越えて海を渡る

渡り鳥のように

止まる事のない時をみんな歩いている

人それぞれの道は違うけれど

だからみんな違う個性があるんだね

波もみんな違うどれひとつとして同じ物はない

そんなことを考えながら時は過ぎている

日々の生活に疲れている心を癒しに行く

早くなったときの流れをゆるやかにする為に

明日から人ごみの生活がまた始まる

さぁ頑張りますか


戻る   Point(0)