(未整理。)/(1+1)/4
 
ひゃっと現実の空気に触れて
融解して湧き出すような泣きもありそうだ。
からだに溜まった、くらいさみしい水分を出す為に泣く、
というのもありそうだ。
水分のめぐらし方を思い出したかのような、
ゆるやかにとめどない泣きもありそうだ。
広場の噴水のように泣いていたら、いろんな人が集まって一つの
コミュニティができるかもしれない。

涙が止まらないときは、多分、頭を冷したいのだと思う。
考えても考えてもしかたのないことを一所懸命にどうにかしようとがんばってヒートアップしている頭を冷そうと体液をめぐらしているんだろう、その液体の出口がたまたま目が付いているところにあるんじゃないだろうか。
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