僕と弱虫。/海 猫
 
たわいのない話で
盛り上がる彼らを
空を見ながら
背中で感じる

今日も暑いな
夏は今どこだろう

足並みを揃えて歩く
後ろの方の僕は
人が歩いた道を
ひたすらなぞる

ビルの高さに
気づくことないまま

いつまで経っても
あの頃が大好きで
思い出にできないまま
僕は大人になった

目を閉じると
戻れる場所があるから

いつまで経っても
僕はここにいる

変わってく未来が

僕は嫌だよ
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