夏の朝、もう外はあおぞらなのに/衿野果歩
 

なつかしい夢を見た朝

つらなる妄想と願望に

のどが渇く ひどく

あの人のいない現実と

さっきまで居た、という感覚


纏わりついた汗が一瞬で凍る
もう 外はあおぞらなのに
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