教室/
たもつ
提出物の水牛が
ゆったりとした様子で
机の上を
壊している
言葉や数字との戦いに
日々明け暮れ
同級生の一人は
衣替えを終えた次の日
バッタのように逝った
日直の人が学級日誌を
さよならで埋め尽くしている間
僕はさっきから他のことで
謝り続けている
折れた白墨が
担任の手の中で
生臭くなっていく
明日も何某かの
自習があるだろう
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