鉛筆くん。。。。/ヨルノテガム
 






 その頃・・・・







  「 さよなら、えんぴつくん 」  作 (ボク)


   (どこにいっちゃったの?)

   書けば書くほど
   失くなっていくはずなのに
   書けば書くほど
   キミはえんぴつらしくなって

   ボクは同時に 書けば書くほど
   人間らしくなって。

   (待って!)

   えんぴつくんが消えかけても
   大人になったボクが見るキミの姿は
   いつまでも長い削りたての細いキミだった
   ボクが「鉛筆くん」になれたのは
   元気なキミがいてくれたからだ

  
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